銀歯のリスクとメタルフリー治療がおすすめな理由

 

はじめに

あなたはお口の中に銀歯がありますか?
ほとんどの方は虫歯治療の際に銀の詰めものや被せものをしているはず。
銀歯と言われるものですね。
金属製のアクセサリーを付けた時にかぶれてしまう方は金属アレルギーかも・・と気づき、アクセサリーを付けないようにするはず。
歯科治療でも金属をよく使用しますが、これらの素材でも金属アレルギーが起きることがあります。
ですが、歯科治療が金属アレルギーの原因になっていることに気づかない人が多いです。
気づかなければ対処しようがないため、どんどん症状はひどくなっていくいっぽうでしょう。
ここでは銀歯で治療することのリスクやメタルフリー治療をおすすめする理由などをご紹介しましょう。

銀歯のリスクとは

クリニックで虫歯治療をする際、保険を使った銀歯で治療し、また虫歯になる・・という悪循環に陥っていませんか?
日本人のお口の中はこのように気づけば銀歯でいっぱいになっています。
いわゆる銀歯と言われているものの、素材は銀と金とパラジウム合金で諸外国には存在しません。
日本は国民皆保険制度があるため安くて機能を回復できる銀歯ができたのですが、最近ではこのリスクが注目を浴びています。

・金属アレルギーが起きる

お口の中には何百億という細菌が住んでおり、常に冷たいものや熱いもの、噛みしめる力・・など、過酷な状況にあります。
ですので、銀歯は傷つきやすく劣化しやすくなっており、銀歯から金属イオンが溶け出し体内のたんぱく質と結合して金属アレルギーを引き起こすリスクがあります。
この金属アレルギーはお口の中だけでなく、全身に異常を起こすリスクがあると言われています。
たとえば、全身に湿疹ができたり、手が赤くただれてしまったり・・などですね。
それも、銀歯を入れてすぐに異常が出るほか、何年も経ってから以上が出る場合もあり、原因が分からないことも多いです。
特にリスクが高いと言われているのが銀歯のパラジウムという成分で、金属アレルギーを起こしやすいと言われており、2~3割の方はアレルギー反応を起こすそうです。

・二次虫歯になりやすい

銀歯と自分の歯は歯科治療用のセメントで接着させるのですが、ぴったりとついているわけでなく、歯と銀歯との間をセメントで埋めその摩擦力でついているだけだそうです。
ですので、その隙間から虫歯菌が入り込み虫歯がひどくなってしまうことが多いです。
同時に中のセメントも劣化するため、古くなった銀歯を取ってみると中が真っ黒に虫歯になっていたということも多いです。
銀歯の下が虫歯になっているのは分かりづらいものですし、レントゲンでも写りづらいと言われています。
さらに、歯に神経がないとさらに症状が出づらいので診察を受けた時にはすでに歯がぼろぼろになっていた・・ということも多いです。
そうならないためにも、クリニックで定期検診を受けることは重要です。
いっぽうで、セラミックなどの非金属の詰めものや被せものはセメントや歯と非常に相性がいいのでぴったり付けることができ、二次虫歯のリスクが低いと言われています。

・歯周病になりやすい

銀歯は傷が付きやすい性質なので、そこにたくさんの細菌が繁殖してしまうと言われています。
歯ぐきと銀歯との境目にも歯周病菌やその他の細菌が溜まりやすくなっており、銀歯にしたとたん歯周病が進んでしまったりします。
みなさんの中にも奥歯に銀歯を入れてしばらくしたら歯周病で歯がぐらつき出したり、歯ぐきが腫れたり・・などの症状を経験した方がいるはずです。
銀歯の周囲には細菌や汚れが溜まりやすいため、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシなどを使ってていねいにブラッシングし、クリニックで定期的にクリーニングしてもらいましょう。
また、銀歯と歯ぐきとの境目の部分が最近の温床になってしまうと口臭がおきやすくなります。

・口内炎や舌炎など

頻繁に口内炎などができたり、舌に炎症が起きたりすることがあります。
また、口角が赤くなって炎症が起きたり、唇の周りが赤くなったり・・などする場合もあります。
このように、保険を使った銀歯での治療は安くでき、誰でも平等に受けられるというメリットはあるものの、銀歯にはリスクが多いことを知っておきましょう
リスクをしっかりと理解した上で銀歯にするか、メタルフリー治療を受けるかを選ぶことが大切です。
もし、すでにお口の中に銀歯がある場合クリニックで定期的に検診を受け、日ごろのお口のケアをていねいに行うことが重要です。
当然ですが、銀歯にならないよう虫歯を予防することこそが最も重要です。

メタルフリー治療とは

みなさんはメタルフリー治療という言葉をご存じでしょうか?
お口の中の金属を除去し、人体に優しいセラミックなどで治療を行うことをメタルフリー治療と呼びます。
金属を一切使わないので金属アレルギーの心配がありません。
金属アレルギーの原因はさまざまですが、その中の1つにお口の中の金属が原因な場合もあるためメタルフリー治療によって金属アレルギーを予防できるのはうれしいですよね?
中にはお口の中の金属の詰めものや被せものを全てセラミックなどに変えた途端、しばらくするとさまざまな症状が治まった・・という例があるほどです。

メタルフリー治療をおすすめする理由

さて、メタルフリー治療をおすすめする理由には3つあります。
まず、金属を使わない素材に替えることで金属アレルギーを軽減できます。
さらに、金属を一切使わない治療を行うことで金属アレルギーを予防できます。
金属を使わないのでセラミックなどを使うことで審美性の高い治療ができます。
こう見てみると、メタルフリー治療は優れた治療だということが分かりますね。

まとめ

銀歯のリスクとメタルフリー治療をおすすめする理由についてまとめてみました。
保険を使った銀歯での治療は安く済みますし、誰でも受けられるというメリットがあるものの、いっぽうでさまざまなリスクがあることをご理解いただけましたか?
もし、お口の中に銀歯がたくさん入っている方で体の不調に悩まされている場合、それは銀歯のせいかもしれません。
一度、かかりつけのクリニックで相談してみてはいかがでしょうか?