目次
はじめに
女優さんやモデルさんでなくても、美しく白い歯を手に入れたいと思うものです。
白く美しい歯には清潔感やさわやかなイメージがあり、相手にいい印象を与えることができます。
最近では一般の人もホワイトニングを行う機会が増えていますが、そこまでしなくてもちょっとした生活習慣の中で美しく白い歯を保ちたいもの。
そこでここでは歯を白く美しく保つための生活習慣とはどういったものなのかをご紹介したいと思います。歯を綺麗にしたい方の参考になればと思います。
歯の汚れの種類とは
そもそも歯の汚れの種類には食べもののカス以外にプラークや歯石、着色汚れなどがあります。汚れが付いてしまった歯は見た目も悪いですし、歯周病や虫歯などの原因にもなるので日頃のていねいなケアが大切です。
プラーク
プラークとは歯の表面に付く細菌の塊のことで、放っておくと細菌が産出する毒素によって歯周病や虫歯になることがあります。
そうすると、うがいだけでは取り除けないためていねいに歯磨きを行って取り除く必要があります。
歯石
歯についたプラークに唾液中のカルシウムやリンなどの成分が沈着することで石灰化したものを歯石と呼びます。
この歯石は歯周病の悪化の原因となると同時に歯磨きだけでは除去しきれないためクリニックで取ってもらうしかありません。
着色汚れ
歯の表面に紅茶、コーヒー、赤ワインなどの色の濃い飲み物などが付くと、着色汚れになってしまい歯がくすんだり黄ばんだりする原因になると言われています。
これが付いてしまうと歯磨きを行っただけでは落とせないため、そうなる前に日頃の歯磨きで防いでおくことが重要です。
歯を白く保つ生活習慣
こまめな歯磨き習慣
歯を美しく白く保つために効果的なのはこまめな歯磨き習慣でしょう。
ステインが付いたままだと歯磨きだけでは落としづらくなるため、クリニックでホワイトニングを行わなければ白い歯を手に入れることが困難になります。
ですが、着色性の高い飲食物を摂ったり、たばこを吸った後すぐに歯磨きを行えばステインが歯に付く前に落とすことが可能です。
歯周病や虫歯を防止するためにもこまめな歯磨き習慣を身につけましょう。
ただ、歯磨きの際に研磨剤の入った歯磨き粉を使って力を入れて磨くと歯の表面が傷ついてしまい、逆に着色しやすくなることがありますので注意しましょう。
口をゆすぎすぎない
みなさんは歯磨きした後どの程度口をゆすいでいますか?
歯磨き粉をしっかりと落とすために何度もゆすいでいるという方が多いですが、歯磨き粉に含まれるフッ素まで落としきるのはかえって効果を失くしてしまう原因になります。
歯磨き粉にはプラークを落とすための成分の他に歯を強化するためのフッ素が含まれているため、歯磨きの後のうがいは少量の水で1回だけにしておくことをおすすめします。
たばこをやめる
ステインが付着する原因は飲食物だけではありません。
たばこに含まれているニコチンやタールもステイン汚れの原因になります。
しかも、たばこによる着色汚れは歯以外にお歯ぐきにも影響を及ぼし黒ずんでしまうこともあります。さらにたばこは歯周病を引き起こす原因の一つになることがあります。
たばこのニコチンには血管を収縮させる作用があり、ニコチンを摂ると体の隅々まで酸素が行き届かなくなるのです。これにより、歯を支えている組織にダメージが与えられてしまいます。
なお、たばこを吸う人はそうでない人に比べて3倍も歯周病になるリスクがあると言われているため、お口の健康を考えるなら禁煙することが大切です。
色の濃いものを食べない
歯を白くたもつために最も大切なことは食生活に注意をすることです。
基本的に色の濃い飲食物を摂らないことが重要ですが、色が濃いとは茶色や黒色のことです。
歯の着色汚れは飲食物の色がそのままうつるということではなく、緑色のものばかり食べていれば歯が緑色になるということではありません。
ただ、黒や茶色の飲食物には着色汚れの原因であるステインが多く含まれているので、こういった食品を避ける方が無難です。
色が濃い食品の例としては焼きそばやカレー、みそやしょうゆを使った料理、飲みものだと赤ワインやコーヒー、紅茶などが挙げられます。
こういった飲食物は歯の着色汚れの原因になりやすいので、できるだけ避けるようにしましょう。
食後すぐうがいをする
色の濃い飲食物を摂ってしまった時、歯の表面に付いた汚れが沈着する前にしっかり洗い流すようにしましょう。
外出先などで歯を磨くのが困難な場合にはうがいをするだけでもいいでしょう。また、水を飲むだけでもかなり効果があると言われています。
また、手軽に歯の汚れを取り除けるものとしてガムがあります。
ガムを噛む
唾液には歯の汚れを洗い流す自浄作用というものがあるため、仕事中や勉強中にコーヒーや紅茶などステインの付きやすいものを飲んだ時にはガムを噛むといいでしょう。
また、食後ガムを噛むと血糖値を下げるとも言われていますし、ガムを噛むことで唾液の分泌が促進されるのでかなりおすすめです。
クリニックでのケア
日ごろていねいに歯磨きしていたとしても、歯ブラシが届きづらいところや歯周ポケットの中のプラークや歯石などはご自分では取り切れません。
そういった頑固な汚れを落とすためには数か月に1回クリニックで定期的に検診を受けていただき、お口の中をクリーニングしてもらうことをおすすめします。
専用の器具を使って歯に頑固についてしまった歯石を取り除くと同時に、ブラッシングだけでは落としきれないヤニや茶渋なども落とすことができます。
最後に歯の質を強化し虫歯になりづらい歯にするためフッ素を塗って終了です。
まとめ
歯を白く美しく保つための生活習慣についてまとめてみました。
最近、美容院にでも行くような感覚でクリニックにケアを受けに行かれる方が増えています。
日ごろのご自分でのケアも重要ですが、クリニックでクリーニングしてもらえば歯を美しく白く保てるだけでなく、虫歯や歯周病を防止できるため一石二鳥ですよね。
いつまでも美しい歯を保つことができるような習慣を今から身に付けましょう。